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小中学生が取材、執筆した「里山ミライ新聞」が完成

 小中学生が、神戸市の里山保全の取り組みや外来生物の問題などを取材し、記事にまとめた「里山ミライ新聞」(タブロイド判8㌻)が完成しました。約14万部発行し、市立の全小中学校などの児童・生徒らに配布されます。

 ミライ新聞は、市と読売新聞大阪本社「新聞のちから」委員会が協力し、2021年度から毎年、テーマを変えて作成しています。参加者に、地域について学びながら文章力などを高めてもらうのが狙いです。

 今回は生物多様性がテーマで、小学4年~中学3年の12人が昨年11月から計3回、北区の里山や長田区の外来生物展示センターなどで取材・執筆と紙面チェックに取り組みました。原稿の書き方は、「新聞のちから」委事務局の講師が指導しました。

 紙面では、森林や棚田を守る人々の活動や、里山が多様な動植物を育む場所であることを紹介しています。池の水を分析して生息する生き物を推定する技術や、外来生物が農業や生態系に被害を及ぼしていることについても、感想を交えて伝えています。

 参加者からは「棚田やため池で、希少な生き物を見られて楽しかった」「大切なことをメモできるようになり、文章が書きやすくなった」などの声が聞かれました。

 また、保護者からは「取材で得た知識を文章で表現することを学べた」「物事を説明する際の話し方もわかりやすくなった」「わからないことの調べ方、聞き方などでも力がついたと感じる」など、子どもの成長を実感したとの感想が寄せられました。

 

 「新聞のちから」委員会事務局は、地域を紹介するオリジナル新聞づくりに興味がある自治体や企業を募集しています。問い合わせはこちらから。

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