研修の実施例

「まわしよみ新聞」でコミュ力&プレゼン力アップ

常翔学園中学(大阪)

 常翔学園中学(大阪市旭区)の2年生の全4クラス、119人が2022年12月23日、「新聞のちから」委員会の指導を受けながら、記事を使ってオリジナルの壁新聞を作る「まわしよみ新聞」に挑戦しました。

 「まわし読み新聞」とは、それぞれ切り取った自分が気になる記事を持ち寄り、グループで壁新聞を作成。全員の前で発表するという講義です。討論しながら一つの新聞にまとめる作業を通してコミュニケーション力を磨くとともに、プレゼンテーション力を高めるのが狙いです。同校で実施するのは昨年に続き2度目となります。

 「新聞のちから」委員会から4人の講師が出向き、生徒は各クラスごとに講義を受けました。まず当日の朝刊をめくって、新聞には正確で多様なニュースが載っていることを体感。その後、3~4人のグループに分かれ、それぞれ選んで切り抜いた記事を台紙に貼り、タイトルを工夫して壁新聞を作りました。

 プレゼンの時間で、ある生徒は米国のバイデン大統領が、米国を訪れたウクライナのゼレンスキー大統領に対して改めて支援を表明したという記事を紹介し、「早く争いが終わってほしい」と意見を述べました。グループごとに和気あいあいと新聞づくりをしながら、時事問題への関心を高めていました。

 
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