研修の実施例

　食品メーカー、カゴメ大阪支店では、営業部員ら支店メンバーがちから研修を受講しています。新聞の読み方から、文章力、要約力など、毎回希望者を募って実施する方式です。初回の10数人から徐々に希望者が増え、2回目、3回目は30人前後になりました。

　伝わる文章には見出しが重要です。参加者は見出し付けや、自分自身に見出しを付けて発表するワークを通じて、伝わりやすさを体感することができました。

　壁新聞を作るグループワークでは、普段あまりやりとりがないメンバー同士がコミュニケーションをとる良い機会にもなりました。記事の内容を分かりやすく伝え、自分の思いを話し、協力してひとつにまとめ、発表も笑いを交えながら楽しく取り組みました。

　3回を終えてのアンケートには「久しぶりに新聞をじっくり読む機会になった」「同じ内容でも、伝え方を変えるだけでスッと入ってくる文章になるのだと実感しました」「新聞を使ったコミュニケーションは取引先でも使えそう」などといった感想がありました。