新着情報
日本での就職・大学院進学を目指す留学生が新聞で学ぶ「読む力」「話す力」 神戸国際大学(神戸市)

中国、ベトナム、ネパール、バングラデシュなどから神戸国際大学に留学中の学生15人に対し、新聞の読み方や時事問題への関心の持ち方などに重点を置いて研修をおこないました(2025年6月17日)。日本での就職や大学院進学を見据える留学生が、情報感度を高め、日本社会における自身の強みをより明確に言語化できるようになることを目的としています。
留学生は、購読中の読売中高生新聞や読売新聞朝刊をめくりながら、見出しの役割や新聞の構成を学びました。研修後のアンケートでは「新聞を手に取ってじっくり読んだのは今回が初めてで、少しワクワクしました。 紙の新聞にはネットとは違う良さがあることに気づきました」「新聞の構成を知ることで、読む効率も上がると感じました」といったコメントが寄せられました。
新聞からの情報収集について基礎的な学習が済んだあとは、記事だけを読んで見出しをつけてみるワークや、気になった記事をもとに自己紹介をするワークを実施。「新聞記事の内容を短い言葉でまとめて、読む人の興味を引く見出しを考えるのが大切だと知りました。実際にサッカーの記事を読んで、自分で見出しをつける活動がとても面白くて印象に残りました」という感想にもみられるように、留学生はいきいきと積極的に取り組んでいました。
留学生たちは約1か月後の次回研修まで、読売中高生新聞のスクラップをし、記事をもとにしたプレゼンテーションに向けて準備します。「今日の研修では、新聞を読むことの大切さを学びました。社会の動きに関心を持ち、知識を広げる良い機会だと感じました」という感想に、新聞のちから事務局としても手ごたえと、やりがいを感じています。