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小中学生が取材、執筆した「学園都市ミライ新聞」が完成

小中学生が、神戸市の都市開発の歴史などを取材し、記事にまとめた「学園都市ミライ新聞」(タブロイド判8㌻)が完成しました。約12万4000部発行し、市立の全小中学校などの児童・生徒らに配布されます。
ミライ新聞は、市と読売新聞大阪本社 新聞のちから事務局が協力し、2021年度から毎年、テーマを変えて作成しています。参加者に、地域について学びながら文章力などを高めてもらうのが狙いです。
今回は神戸市の学園都市がテーマで、小学4年~中学2年の12人が昨年11月から計3回参加。1日目は神戸研究学園都市エリアから、神戸市立工業高等専門学校(神戸高専)を訪ね取材しました。2日目は神戸港沖の人工島を埋め立てる土砂を地下トンネルで運んだ施設の跡を取材し記事執筆しました。3日目にはその原稿を組んだ仮紙面の原稿チェックを子ども記者が取り組みました。原稿の書き方は、新聞のちから事務局の講師が指導しました。
紙面では、子ども記者たちが、神戸高専で学科の教授らから難しい研究内容の説明を受けたり、ベルトコンベアトンネルでは、薄暗いなかをスタッフがかざす懐中電灯の光を頼りにメモをとったりして、その内容を一生懸命文章にまとめる姿を伝えています。
参加者からは「自分の考えを文章に表すのではなく、他のひとのことを、自分で初めてかけたのがとてもよかった」「自分の書いた記事の改善点を的確に教えてもらえた。このイベントを通して文章力が上がったと思う」などの声が聞かれました。
また、保護者からは「1日目予習せず先生の話が難しかったのが悔しかったようで2日目は予習していきました」「じっくり考えて文章を書くことがエネルギーを要することだと身をもって知ったようでした」など、子どもの成長を実感したとの感想が寄せられました。
新聞のちから事務局は、地域を紹介するオリジナル新聞づくりに興味がある自治体や企業を募集しています。問い合わせはこちらから。