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正倉院宝物じっくり観察 はがき新聞に
「新聞のちから」委員会は2022年11月6日、奈良市の奈良国立博物館で、開催中の正倉院展を鑑賞して宝物の絵や感想をはがき大の「新聞」に書き上げる「正倉院展 親子ワークショップ」を開きました。大阪府や兵庫県から参加した8家族19人が、宝物の多彩な色に見入ったり、歴史を学んだりしつつ、「はがき新聞」を仕上げました。
子どもたちは、自分が気になった宝物を探しながら館内を巡り、熱心にメモを取りました。その後、講堂に移動し、講師の指導を受けながら記事を執筆。伎楽面の目尻に浮き出た血管など微細な細工に着目、「とても強そうに見えました」などと感想をつづる小学生も。ほかにも、宝物の香りを想像するなど、参加した子どもたちが新しい体験を思い思いに楽しんでいました。
鎌倉時代に盗難に遭ったものの明治の職人が修理した八角鏡や、緑、黄、ピンクなど鮮やかに彩られた台の脚などの絵も、色鉛筆を使って仕上げていました。
子どもたちが作った「はがき新聞」は、「新聞のちから」委員会が記念写真を添えたA3判のオリジナル新聞に仕上げて後日郵送します。保護者の一人は「初めて正倉院展を見ましたが、宝物の細かい文様に感心しました。来年もぜひ来たい」と話していました。
「新聞のちから」委員会では、今後も、読売新聞が主催または後援・協力するイベントなどで子どもたちが楽しみながら取材や記事執筆の力をつけることができるワークショップを企画します。ホームページなどで参加募集しますので、ぜひご参加ください。