研修の実施例
女子中学生が理研研究者に取材し、描く未来をプレゼン
四天王寺中学校(大阪市)

女子中学生に、理系分野への関心を深めるとともに、次世代のリーダーとなるスキルを身につけてもらおうと、四天王寺中学校(大阪市天王寺区)で1~3月の3か月間、課外授業「女性研究者とプロから学ぶ特別講座」が開かれた。中学2、3年生計42人が、理化学研究所のAI(人工知能)の女性研究者にインタビューをし、研究内容や、その研究を通して自分たちが描く未来をグループごとにまとめ、成果発表会を行った。
同校は2025年3月に、次世代の女性人材育成や女性リーダーの輩出などを目的に、公益社団法人・大阪産業局と包括連携協定を結んだ。その一環で、今回の課外授業を実施した。
1月に、新聞のちから事務局の講師から、ものを発信する時に大切なことや質問の仕方などを学んだ後、8つのグループに分かれて、2月に理化学研究所の4人の女性研究者を取材。AIを活用した最先端の研究などについて聞き取り、1枚のポスターにまとめた。
3月21日の成果発表会は、大阪市都島区のQUINTBRIDGE(クイントブリッジ)で開催した。最初に全体発表としてグループごとに壇上に上がり、自分たちのプレゼンのポイントをアピール。その後、各ブースでポスターセッションをした。
生徒たちは、大きな身ぶり手ぶりを取り入れたり、ユーモアを交えたりしながら、研究が進めば、どのような未来が描けるかについて、自分たちの意見や考えを発表。参加した企業の社員や保護者らと、「AIと人が共創する未来」についてディスカッションした。
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