研修の実施例

より深くニュースを理解するために新聞を活用

大阪学院大学

 大阪学院大学経営学部の「マーケティング・コミュニケーション」講座で、新聞のちから講師が、新聞を大学での勉強や就活に役立てるためのさまざまな手法を学生に伝えました。

 11月22日の講義に出席したのは、2回生以上の66人。全員が講義の前に読売新聞朝刊を読んで、最も気になった記事を2つ選び、そのうちの1つを1分間でプレゼンテーションしました。なぜその記事を選んだか、どのような意見を持ったかなどをそれぞれ発表。ほかの人の意見を知ることで、より深いニュースの理解につながることを実感していました。

 また、新聞記者の持つ質問力を活かしてコミュニケーションを深めるワークも体験し、新聞のちから研修が目指す「読む、書く、話す」3つの力をつけるための講義を楽しみながら、学びを深めていました。

 ふだんニュースはネットで知るため、新聞を久しぶりに手にするという学生も多かったのですが、新聞のちから講師が新聞を活用して、必要な情報を効率的に収集する方法を示すと、「新聞の読み方に慣れてくると、インターネットやテレビより数倍、情報収集がしやすいと感じました」「軽く目を通しただけでも重要な部分が要約してあるので、頭に入ってくることに驚きました。先入観で新聞は読むのに時間がかかると思っていたので、新たな発見ができました」などと、感想を記していました。

 講座を担当する高田宏ホスピタリティ経営学科教授は「今の学生は、残念なことに新聞を読む習慣がほとんどないのが現状です。そのため、基本的な新聞の仕組みを知り、実際に新聞を読む体験が出来たことは、学生にとって貴重な学びの場になりました。これからも学生には、新聞の持つ網羅性・正確性を伝えていきます」と話していました。

  1. HOME
  2. 研修の実施例
  3. より深くニュースを理解するために新聞を活用