研修の実施例

　大阪府堺市堺区の希三ケミカル株式会社では今春から、新聞を活用してコミュニケーション力などを高める「新聞のちから」研修をスタートしました。講義は計6回の予定で、3月に1回目の「新聞読み方講座」が行われた後、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断していましたが、6月8日に再開されました。　

　2回目となる今回は、読売新聞大阪本社「新聞のちから」委員会事務局の瀧上和世講師が「分かりやすい文章講座」のテーマで実施しました。中断していた間の様子をお互いが報告し合い、和やかな雰囲気で始まった講義では、まず瀧上講師が前回の復習を兼ねて、「3密」「5G」など最近よく使われる時事用語について解説。その後、分かりやすい文書を書くためには、重要度の高い順に書く、一つの文章を短くするなどのコツを伝えると、受講者はメモを取りながら耳を傾けていました。実際の新聞記事を使って見出しをつけたり、分かりにくい文章を書き換えたりする演習の時間では、真剣な表情で課題に取り組んでいました。