研修の実施例

　2018年度から開かれている大和大学（大阪府吹田市）政治経済学部の「新聞のちから研修」が、2022年度も実施されました。

　同学部では、毎年1年生を対象として、キャリアガイダンスの講義に「新聞のちから研修」を導入しています。2022年度も、社会に対する興味や知識を高めるとともに、「読む・書く・話す」力をバランス良く底上げすることを目標に約120人が受講。5月から6月にかけた計5回の講義で、メディアリテラシー、コミュニケーション力、文章力などを磨きました。

　6月6日の講義では、「カスタマーハラスメント」「ヤングケアラー」「週休3日制」の記事をそれぞれ読んだうえで、自分が最も興味のあるテーマで600字～800字のレポートを作成。27日の講義で、代表10人が作品を発表しました。

　自分や家族らのエピソードを交えて、アルバイト先でのカスタマーハラスメントが身近な問題であると提起したレポートや、ヤングケアラー対策について独自の解決策を示した作品など、様々な視点から興味深い意見が次々と発表され、大きな拍手が送られていました。