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留学生が新聞記事をもとに自己PR 社会とリンクさせた「わたしの強み」 神戸国際大学(神戸市)

 中国、ベトナム、ネパール、バングラデシュなどから神戸国際大学(神戸市東灘区)に留学中の学生を対象にした2回目の研修(2025年7月15日)。初回の研修(記事はこちら)で新聞の読み方や見出しの役割など基礎的な内容を学んだ留学生たちは今回、新聞記事をもとに自己PRをするプレゼンテーションに挑戦しました。


 日本での就職や大学院進学を目指す留学生は、エントリーシートや志望理由書などで、自身の強みを日本語で表現する必要があります。その際に役立てられるよう、選んだ新聞記事の内容をロジカルに項目分けし、自分の体験と関連づけてストーリー化する方法を、講師が順を追って説明しました。

 留学生はワークシートを活用して思考を整理し、文章構成を検討したあと、プレゼンテーション原稿の執筆に取りかかりました。原稿用紙には慣れていないと言いつつも、しっかりとマス目を埋めていきます。


 プレゼンテーションでは、選んだ記事の見出しや概要を紹介したあと、「わたしなら…」と、大小の社会課題を解決しうる自身の強みを発表しました。米価高騰、備蓄米、経済活動に影響を及ぼした「うわさ」など、留学生が選んだ記事はさまざま。大国間の対立という国際政治の記事から、「組織の中で冷静に調整役を務められる」自身の強みに話を展開する留学生もいて、講師らはその発想の豊かさに感心しきりでした。

 研修後のアンケートでは、「新聞をただ読むのではなく、限られた時間内に課題を発見し、原因を分析し、解決策を提案し、その効果まで考える思考力が鍛えられたと思う」と学習効果を実感した上で「今後も、日頃からニュースや記事を読む際にこの四つの視点(課題・原因・解決策・効果)を意識し、自分の意見や強みをセットで考える習慣をつけたい」という意欲的な感想が寄せられました。

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